地面師 怖い!

 積水ハウスが被害にあった詐欺事件の犯人逮捕が続いております。

 主犯格は海外などへに逃亡中のようですが、その他の犯人は続々と捕まっております。やはり日本の警察は優秀ですね。ニュースなどの報道によりますと、売主役の60代の女性は本人確認の際に自分の干支を聞かれて答えられなかったそうです。

 また、報道によりますと積水ハウスさんの前に取引を持ち掛けられた不動産会社の社長さんは、いろいろと怪しい点があるので購入を見送ったとのことでした。

 今回の売買対象物件の空家になった旅館?の取引の際には、上記のように怪しい部分があったにもかかわらず、積水ハウスさんは取引を中止できなかったのは何故でしょうか。私なりに考えてみました。

 不動産取引の際には、売主側・買主側の様々な人間が動き協議して、条件を詰めて契約条文に反映させていきます。売主側は詐欺師ですから問題にもなりませんが、買主側:積水ハウスさんは、誰もが知る上場企業で50億を超える取引であれば、社長まで稟議書にはハンコを押したことでしょう。当然、買主:積水ハウスでもそれなりの地位の方が契約や決済の場にはご出席されたことでしょう。売主、買主どちらの側に立つのか私にはかわかりませんが、弁護士さんも同席していたようです。

 不動産の契約や決済の場には、契約・決済を推進しようという独特?の雰囲気があります。不動産仲介業は基本的には成功報酬ですから、契約が成立しなければ様々な苦労は水の泡です。売主様・買主様にもやっとここまで来たとの思いもあるでしょう。そのような中で、多少?怪しい点があったとしても、取引にストップをかけられる方がどれだけいらっしゃるでしょうか。

おそらく買主様がオーナー社長であればストップをすることも出来たのではないでしょうか?しかし、サラリーマン社長や役員であれば、そのハードルは上がるのではなないかと思います。稟議書には多数の人間の印鑑が押され、社内では営業・設計・積算など様々な人間が動いていたはずです。

 もしも「怪しい」という判断が間違っていれば、それはそれで大変な損害になるでしょうし、社内にて責任の追及もなされることでしょう。結果として取引の推進と中止のリスクを考えたときには、推進に傾きやすいのではないかと私は思います。

 大企業であれば稟議書には様々な方の印鑑が押されていたので、責任が分散されるような気もします。(あくまでも私の予想ですが・・・)

 今回の件を踏まえて、私も取引が怪しいと思えばストップをかける勇気を持ちたいと思います。不動産の購入をお考えの皆様も不明な点は確認し、怪しいと思えば立ち止まる勇気をもって取引に臨んでくださいね。

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