不動産屋は簡単に始められる!?

 最近、不動産業の経験がない方が不動産屋を始めるという話を聞きました。

 先日、知り合いの方から突然電話があり、不動産屋さんでどうなの?と質問がありました。その方の知り合い(つまり私にとっては、知り合いの知り合い)の方が、宅地建物取引士の資格を取得したので不動産屋を始めるとのことでした。元の職業をSEで、不動産業の経験はなく40代で奥様もお子様もいらっしゃるそうです。

 不動産業は、仲介のみを行うのであれば、仕入れしたり、在庫を抱えたりする必要もなく、リスクは低い商売です。売買の仲介する物件の価格次第ですが、報酬も安くはないと思います。ただ、代わりに情報が必要になるお仕事です。不動産を売りたいという方の情報、不動産を買いたいという方の情報です。投資物件を買っているような方を除けば、不動産を頻繁に取引している一般の方はあまりいないと思います。そうなりますと、よほど顔の広い方でなければ知り合いだけでは十分な顧客数を確保は出来ないと思います。

 ただ、中にはご自身が地主さんで、親せきも地主さん。といった羨ましい方もいらっしゃるのも事実です。そういった方はご所有物件や親せきの物件の管理だけでも十分利益が出ることも考えられます。

 また、廃業する不動産屋さんの物件を引き継ぐといったケースもあるようです。こんなところにも高齢化社会の一端が垣間見えますね。

 そして、不動産業を開業するには、国土交通大臣又は都道府県知事の宅地建物取引業者免許が必要になります。2つ以上の都道府県に事務所がある場合には、国土交通大臣免許になり、一つの都道府県にのみ事務所がある(何軒でも可)場合には、所在地の知事免許を取得する形になります。国土交通大臣・都道府県知事どちらの免許を取得するにも、事実上「全国宅地建物取引業協会連合会(ハトマーク)」か「全日本不動産協会(ウサギマーク)」のどちらかに加盟しないと免許は取れないと思います。ただ、両協会とも入会金などがとても高く150万円を超えたと記憶しております。ちなみに弊社は「全日本不動産協会(ウサギマーク)に加盟しておりますが、加盟店の割合は、ハトマークの全国宅地建物取引業協会連合会の方が多いそうです。

 結論としては、初期費用が約200万円と集客できるネットワークや情報収集力と不動産取引の経験があれば不動産業は始められると思います。

 尚、不動産業は、成功報酬ですので基本的に契約がまとまらなければ、どんなに汗をかいたとしても、お金にはなりません。その辺りは肝に銘じてから不動産業を開業していただきたいと私は思っております。