3.11とマンションの耐震性

3.11の時、私が管理をお手伝いしている旧耐震のマンションが2棟ありました。

耐震補強済みのビル
耐震補強済のビル

どちらも東京都にあり、距離は100m程しか離れていませんでした。

規模も70数戸と約100戸でほぼ似たような規模。

共にお部屋内では、家具が倒れるなどの被害はあったようです。

 

しかし、片方のマンションでは、躯体には全く被害がでませんでしたが、一方には、外壁の一部が剥落したり、クラックが入ったりしてそれなりの被害が出ました。

私自身、なぜこの違いが出たのか判りませんが、建物の向きなどが関係しているのかもしれないとその時は思いました。

 

その後、被害がなかったマンションで耐震診断を実施することになりました。

理由はマンションが首都高に面して建っており、首都高が災害の際に救助隊や物資搬入に利用される緊急輸送道路に指定されており、沿道の旧耐震の建物は、耐震診断が義務付されたからです。

ちなみに費用は500万円を超えましたが、全額行政の負担です。

 

結果は、東日本大震災では被害が無かったにも係わらず、1階と4階などの中層階の耐震性が不足とのことでした。

 

つまり、東日本大震災で被害が無かった旧耐震のマンションでも、必ずしも安全では、無いということ。

南海トラフ地震が来れば危ないということです。

 

このマンションは緊急輸送道路沿いであったため、耐震診断が行政の負担で出来ましたが、通常のマンションでは、高額の費用をかけて耐震診断をするケースは稀だと思います。

 

更に耐震補強に関しては、通常億単位の費用が掛かりますので、なかなか実施できるだけの修繕積立金が貯まっているマンションは少ないと思います。

 

そのような事情を考えると「これからマンションを買う方は、1981年6月以降の新耐震基準で建てられたマンションを買うのが絶対安心」だと思います。

購入の際には、必ずご確認をしてくださいね。

 

柏市や我孫子市に中古マンションとして売り出されている物件にも、旧耐震の物件はあります。広告は、当然「旧耐震」とは書いてありませんので何年に建築された物件なのかにご注意を!

 

最後までお読みいただき有難うございました。